2018年07月08日

『ゲッベルスと私』

近年立て続けに公開されたナチもの映画の中では珍しく、ドキュメンタリーであった。しかも取り上げるのはナチスのNo.2、プロパガンダの天才ヨーゼフ・ゲッベルス。どういう切り口で迫るのかなぁと期待していったが、これまでに散々議論されつくした範囲を越えておらずその点では期待はずれではあった。原題は『A German Life』。この映画に限らず、邦題は原題とは程遠いものがつけられる傾向にあるが、今回でいえばやはり原題通りの方が正しい内容であったと思う。「どこにでもいる普通のドイツ人」たる彼女の言葉と、ゲッベルスの言葉、ゲッベルスが作らせたプロパガンダ作品を、モザイクのようにつなぎ合わせていく手法は、恐ろしいほど単調で退屈なものだった。音楽もなく、ナレーションもない。演説をしているゲッベルスの姿も、ヒトラーの写真一枚すらないまま映画は終わった。眠気さえ感じるほどの、極限的に淡々とした描写の果てに突きつけられたのはホロコーストの現実と、「神様なんていない。けれど悪魔はいる」という彼女の言葉だった。それは、ナチの蛮行を決して過去のものとしない、というこの映画のメッセージそのものだったと思う。

36520574_143586586533763_8287493990131957760_n.jpg
posted by kousa at 09:50| tv/radio/cinema

2016年09月23日

2016年度後期 名古屋市千種生涯学習センター主催 <女性セミナー>もっと自分を好きになる!

情報が公開になりましたのでお知らせいたします。

2016年度後期 名古屋市千種生涯学習センター主催の<女性セミナー>もっと自分を好きになる!
の講師を担当します。
わたしは第3回目になります。

02月02日 自分がめざす自分は?〜メディアが描いた社会的性別(ジェンダ−)と比較して〜

詳細はこちらのHPをご覧ください。
http://www.suisin.city.nagoya.jp/system/institution/index.cgi?action=inst_view&inst_key=1164769878&class

よろしくお願いいたします。
posted by kousa at 21:49| tv/radio/cinema

2016年05月07日

「熊本地震で改めて実証 活断層の破壊力と対策」

ある夜、地理学プロパーの友人からメールが届いた。
「満久先生が凄い話をしてる」「観てくれ」。
私はちょうどその時、『スペシャリスト』を観ており、メールを見ていなかった。
メールに気がついたのは番組が終わった後だった。


後日、youtubeのアドレスが再送されてきた。
それがこの番組である。


渡辺先生は、静かに怒っていらっしゃっる(ように見えた)。
役者としての別所さんしか知らなかったので、
彼がこれほどまでに明晰な司会をされる方だというのも今回初めて知った。
御用学者が跋扈する中、そしてテレビが政治に向いた時代の中で、
よくこの内容の番組を、例えBSででも流してくれたと感動すら覚える。
未見の方は是非観て欲しい。
posted by kousa at 20:41| tv/radio/cinema